Unityとは

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概要

Unityとはゲームエンジンの一つで、2Dまたは3Dのゲームを作成するのに使われます。 Unityで作ったゲームは、パソコンだけでなく、スマートフォンやゲーム機など、多くのプラットフォームで動かすことができます。 また、開発者はアセットと呼ばれる様々な素材を、Unityが管理するアセットストアで入手することもできます。

ゲームエンジンとは

ゲームエンジンとは、ゲームを開発するためのソフトウェアのことです。 例えばRPGを作るならRPGツクールWOLF RPGエディターが有名ですが、Unityを使えばより一般的なRPG以外のゲーム、例えばシューティングゲームやアクションゲームなども作ることができます。 Unityを使ってRPGを作ることも不可能ではないですが、前述したRPGの作成に特化したソフトを使ったほうが、比較的楽に作れるでしょう。 そのあたりはいろいろなソフトを試してみて、自分の作りたいゲームにあったソフトを選べると、嬉しいと思います。

マルチプラットフォーム

Unityでは、様々なハードウェアで動くゲームを作成できるマルチプラットフォームに対応しています。 例えばiOS・Androidなどのスマートフォン、Windows・Mac・Linuxなどのパソコン、PlayStation4・Xbox ONE・Nintendo Switchなどのコンシューマ機など、様々なプラットフォーム向けにゲームをビルドできます。 もちろんスマートフォンとパソコンでは操作方法が異なるので、それぞれに合わせたカスタマイズは必要です。 また、コンシューマ機に対応していると言っても、作成したゲームを無審査で販売できるわけではなく、いろいろと手続きが必要なようです。個人で出すのはまだなかなか難しいようで、パブリッシャーに協力してもらうのがいいそうです。(参考サイト

アセット

アセットとは他の人が作ったゲームの部品のことで、3Dグラフィックスや2Dグラフィックスはもちろん、音楽や効果音のオーディオ、果てはプレイ可能なゲームのテンプレートまで様々なものがあります。 Unityにはそのアセットを販売できるアセットストアという場所があり、無料のものから有料のものまでいろいろあります。 ゲーム開発で足りない素材をアセットストアから入手することで、ゲームをスムーズに開発することができます。 もちろん自分で素材を作成できる技術があれば、アセットを使う必要はありません。 余談ですが、既存のアセットを組み合わせただけの低品質なゲームのことを、アセットフリップゲーム(Asset Flip game)と呼ぶそうです。ひどいものになると、テンプレート素材をそのままビルドして公開しただけというものあるそうです。ゲームを作るからには、何かしらオリジナリティを込めたいものです。(参考サイト

ライセンス

Unityのライセンスには、個人向けのPersonal・Learn Premium、企業向けのPlus・Pro・Enterpriseなどがあります。 初めは無料のPersonal版を使って学習するといいかと思います。 ただしPersonal版の使用には、年間総売り上げと資金に制限があります。 詳しくはこちら

バージョン

Unityは定期的に新機能の追加やバグ修正を行っており、たくさんのバージョンがあります。 どのバージョンを使って開発するかですが、基本的に安定版となる長期サポートリリース版(LTSリリース版)を選べばいいと思います。 ただし書籍やチュートリアルを参考にして作成する場合、それらのバージョンに合わせたほうが無難でしょう。 また、使用するアセットによって、対応していないバージョンがあるかもしれません。

Unityで開発したゲームのプロジェクトは、バージョンアップは自動的にすることができますが、バージョンダウンは基本的にできないと考えたほうがいいでしょう。 また、バージョンアップの際は、あらかじめバックアップを取っておくことを忘れないでください。たまに壊れるそうです。

Unity Hubで複数のバージョンのUnityを管理することができます。 便利なので導入するといいでしょう。

おすすめの本

Unityが初めての方には、北村 愛実さんが出された本「Unityの教科書 Unity2019完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 (Entertainment&IDEA)」がおすすめです。 この本の通りに作っていくと、6つのミニゲームを完成させることができます。 私は少し前に出たUnity5の方を読みましたが、とても分かりやすかったです。

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