このページは、v5.1.0を対象としています。
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このページではCRYENGINEのv5.1.0で、 GameSDK.exe及びGameSDK_Server.exeと各DLLをコンパイルする方法についてまとめます。 v5.1.0からソースコードにGitHubを使ってアクセスするようになりました。 また、Visual Studio 2012/2013がサポートから外れました。 このページではVisual Studio Community 2015を使ってコンパイルしています。 また、WAFと呼ばれるpythonベースのビルドシステムを用いて、ビルドします。 GitHubとWAFに関してはあまり詳しくないので間違い等ありましたらご指摘ください。 なおこのページではプロジェクトにGameSDKを適応済みな前提で説明します。
GitHubを利用するにはアカウント登録する必要があります。 このサイトを参考にしてください。
GitHubのこのページを開き、 下部のBuliding欄のリンクからReleasesのページに移り、 「CRYENGINE_v5.1.0_SDKs.zip」と「Source code (zip)」をダウンロードします。 次にそれぞれ解凍し、「CRYENGINE_v5.1.0_SDKs」フォルダの方を「CRYENGINE-5.1.0\Code」フォルダの中に移動し、フォルダ名を単に「SDKs」に変更します。
ビルド時、日本語環境では文字コードの警告が発生し、 「/WX」フラグが設定されていると、警告がエラーとして扱われ、 「エラー C2220」が出て失敗します。 それを回避するため、WAFのコンパイル設定から「/WX」フラグを外します。 方法は次の通りです。 まず、「Code\Tools\waf-1.7.13\crywaflib\compile_settings_msvc.py」を開きます。 そして、「'/WX', # Treat Warnings as Errors」の一行をコメントアウトします。(pythonで書かれているので#でコメントアウトする。)
まず、「cry_waf.exe」を起動します。 そして、次の画像のようにクリックして進めます。
「Solutions\CRYENGINE.sln」が作成されていることを確認してください。
「Solutions\CRYENGINE.sln」を開きます。
「ビルド -> 構成マネージャー」を選択し、 次の画像のように、「アクティブソリューション構成」を「[GameSDK] Profile」に「アクティブソリューションプラットフォーム」を「x64」へ変更し閉じます。
「ビルド->ソリューションのビルド」でビルドします。 「bin\win_x64」にファイルが作成されていればコンパイルは完了です。
「CRYENGINE-5.1.0\bin\win_x64」から、 「CRYENGINE Launcher」を開いて「Library -> CRYENGINE 5.1.0の右下の▼ -> Reveal in Explorer」で開いた「CRYENGINE_5.1\bin\win_x64」へファイルをコピーします。 念のためバックアップしておくことをお勧めします。
v5.1.0に設定してあるGameSDKが入ったプロジェクトを起動します。 エラーなくこのような画面になったら成功です。