このページは、EaaSの3.7.0を対象としています。
更新履歴
Flow Graph Debugger(以下単にデバッガ)とは、FGをデバッグするための機能です。 ノードの入力または出力ポートにブレークポイント(Breakpoints)を追加して、 ゲームの実行時にそのブレークポイントの場所で停止させることができます。
ブレークポイントを追加するには、 追加したいポートでCtrl+中クリックするか、 次のように、右クリックでコンテクストメニューを開き「Add Breakpoint」を選択します。
ブレークポイントを解除するには、 削除したいポートで再びCtrl+中クリックするか、 次のように、右クリックでコンテクストメニューを開き「Remove Breakpoint」を選択します。
特定のノード又はFGに設定されている全てのブレークポイントを直接削除することもできます。 そのためには、次のように、コンテクストメニューから「Remove Breakpoints for Node」「Remove breakpoints for Graph」を選択します。
ブレークポイントは、次のように、赤い点で表示されます。
次のように、ブレークポイントはノードのポートのコンテクストメニューから、 有効(Enable)・無効(Disable)にすることができます。
ブレークポイントの代わりにトレースポイントを設定することができます。 ブレークポイントはそのポートでゲームを停止するのに対し、 トレースポイントはそのポートの情報をコンソールとログファイルに出力します。 ブレークポイントをトレースポイントに変更するには、次のように、 ノードのポートのコンテクストメニューから、 「Tracepoint」を選択します。
ブレークポイントウィンドウ(Breakpoints Overview)とは、 追加されたすべてのブレークポイントの一覧を表示します。 ブレークポイントウィンドウを表示するには、次のように、 メニューから「View -> Breakpoints」を選択します。
ブレークポイントの解除、有効・無効、トレースポイントは、次のように、 ブレークポイントウィンドウの項目を右クリックでコンテクストメニューから 「Remove Breakpoint」、「Enable」、「Tracepoint」を選択することでもできます。
デバッガはデフォルトで無効になっています。 デバッガを有効にするには、次のように、FGエディタのツールバーにあるバグボタン(Bug button)をクリックします。 その後ゲームを開始すると、ブレークポイントでゲームが停止します。
ブレークポイントで停止したゲームを続行(レジューム)するには、 FGエディタをフォーカスした状態でF5キーを押すか、 次のように、ツールバーのプレイボタン(Play Button)をクリックします。
例えば、Rキーを押すたびにランダムな数を生成する次のようなFGで、 Math:Randomノードのout出力ポートにブレークポイントを設定します。 ゲームを開始し、Rキーを押すと、 ブレークポイントでゲームが停止します。 ブレークポイントウィンドウにout出力ポートの値が表示されます。