Archetype Entity

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概要

アーキタイプエンティティ(Archetype Entity)は普通のエンティティをもとにして、 そのエンティティに対する個別のパラメータを指定します。 もしアーキタイプパラメータの値が変更されたら、 シーンにあるそのアーキタイプの全てのインスタンスが自動的に更新されます。

アーキタイプエンティティは、 データベースビュー(DataBase View)で作られたライブラリに編成されます。

そこで、テクニカルレベルデザイナは、 エンティティクラスのバリエーションを、 ゲーム全体を通して使われるアーキタイプエンティティとして、 あらかじめ定義することができます。 グローバルな変更が全てのインスタンスに影響するので、 アーキタイプエンティティはデータベースビューで一度変更すれば済みます。

目次

アーキタイプエンティティの配置

アーキタイプエンティティは、 「RollupBar -> Objects -> Archetype Entity」 からアクセスするか、 データベースビューから直接ドラッグできます。

ロールアップバー(RollupBar)のブラウザ(Browser)ウィンドウは、 そのレベルに現在読み込まれている全てのアーキタイプエンティティのライブラリを表示します。

これらのライブラリを一度クリックすることで操作してください。 個々のアーキタイプエンティティを設置するためにそれらをレベルへドラッグしてください。

アーキタイプエンティティブラウザのフィルタ

このフィルタ(filter)は、 現在読み込まれているアーキタイプライブラリに対する、 検索文字列を指定します。 リロード(Reload)ボタンを押すことで、 検索文字列に対して該当するアーキタイプエンティティを含む全てのライブラリが、 表示されます。 また、リロードボタンは、 最近変更されたアーキタイプライブラリファイルを更新するためにも使われます。

アーキタイプエンティティオブジェクトのプロパティ

アーキタイプエンティティをレベルに設置したら、 それを選択することでそのプロパティを見ることができます。

エンティティアーキタイプパラメータ

エンティティアーキタイプパラメータ(EntityArchetype Params)は、 全てのアーキタイプエンティティで共有されるパラメータの基本的なセットです。

パラメータ解説
Outdoor Onlyオブジェクトがヴィスエリア(VisArea)内の時、レンダリングされないようにするとき、チェックします。
Cast Shadowオブジェクトが影を落とすようにするとき、チェックします。
LodRatioオブジェクトに対する別々のLoD(Level of Detail)が使われる位置が、現在のカメラ位置からどれくらい離れているか、を定義します。
ViewDistRatioオブジェクトが見える位置が、現在のカメラ位置からどれくらい離れているか、を定義します。
HiddenInGameピュアゲームモード(pure game mode)でオブジェクトが表示されないようにするとき、チェックします。
Receive Windオブジェクトがレベルの風設定に影響されるようにするとき、チェックします。
RenderNearest
NoStaticDecals
Created Through Pool

エンティティアーキタイププロパティ2

エンティティアーキタイププロパティ2(EntityArchetype Properties2) ダイアロブボックスの例は下にあります。 このダイアログボックスは、エンティティタイプに基づいたプロパティの選択を含み、 ケースバイケースでアーキタイプエンティティを編集できます。

アーキタイプエンティティライブラリの作成

アーキタイプエンティティライブラリ(Archetype Entity Libraries)は、 データベースビューで作成、設定できます。

アーキタイプ設定とスクリプト規定値の違い

データベースビューでハイライトされた全てのプロパティは、 スクリプト規定値と異なる値を持っています。

スクリプト規定値に戻す

アーキタイプ設定をスクリプト規定値に戻すには、 プロパティを右クリックし、「Revert to Script Default」を選択します。

スクリプト規定値の確認

プロパティの上にマウスを合わせることで、 エンティティスクリプトの規定値を確認することができます。

インターフェイス

ツールバー

アクション解説
Load LibraryXMLライブラリファイル(デフォルトパスは「Game\Libs\EntityArchetypes」)を読み込みます。アーキタイプオブジェクトへのリンクを含むことができるプレファブ(Prefabs)もあることに注意してください。それによって、全ての利用できるアーキタイプライブラリをそのレベルに読み込むのに役立ちます。
Save Modified Libraryアーキタイプライブラリを保存します。また、レベルが保存されるとき、アーキタイプライブラリは自動で保存されもします。
Add Library新たなライブラリを作成します。
Remove Libraryレそのベルから現在選択されているライブラリを削除します。もし恒久的に削除したければ、ハードディスクから手動で削除する必要があります。
Library Drop-Down Listそのレベルの読み込まれたすべてのライブラリにアクセスできます。
Reload Libraryライブラリに対する全ての変更を破棄し、ライブラリをハードディスクから読み込みます。

アイテムツールバー

アクション解説
Add New Item選択されたエンティティクラススクリプトを基にした、新たなアーキタイプオブジェクトを作成します。グループ(フォルダ)と名前を定義する必要があります。
Clone Library Item選択されたアーキタイプエンティティを複製します。同じ名前に番号を付けたものを使います。
Remove Item選択されたアーキタイプオブジェクトを削除します。
Assign Item to Selected Objects選択されたアーキタイプエンティティをパースペクティブビューで現在選択されているアーキタイプエンティティに割り当てます。
Reload Itemシーンで使われているこのタイプのアーキタイプエンティティを再読み込みします。
Get Material from Selection現在選択されている項目からマテリアルを取得します。

基本ツールバー

アクション解説
Undo最後の操作をアンドゥします。「Tools -> Preferences」で回数を設定できます。
Redo最後の操作をリドゥします。「Tools -> Preferences」で回数を設定できます。
Copy Item現在の項目のXMLスクリプトをクリップボードへコピーします。
Paste Itemクリップボードからその項目へ貼り付けします。

ライブラリリスタ

ライブラリリスタ(Library Lister)は、現在選択されているライブラリの全てのアーキタイプエンティティを、グループによって、編成します。 基本的なウィンドウエクスプローラで行われているのと似た方法でグループを通してブラウズしてください。

クラスプロパティウィンドウ

クラスプロパティウィンドウ(Class Properties Window)はエンティティスクリプトで定義されている全ての値を表示します。 これらのスクリプトはプログラマによって作られます。

オブジェクトパラメータ

このウィンドウは、全てのアーキタイプエンティティに存在する、一般的なオブジェクトパラメータを含みます。 これらは個別のエンティティスクリプトとは独立しています。

モデルプレビュー

このオプションは選択されたアーキタイプエンティティをモデルプレビューウィンドウ(model preview window)という特別なパースペクティブで表示します。

マウス制御機能
Clickビューを回転します。
Right-clickビューを拡大・縮小します。

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